いまわの際に画家が見出した真実

恋人レナの殺害容疑で、拘留されたラヌッツィオ。喉元までシャツをたくし上げる。

一方で、カラヴァッジオは彼の無実を訴えるため奔走する。そのおかげで開放されたラヌッツィオも何者かに殺されてしまうのだが･･･。

見つめていた客達だったが、周りを寄せつけようとしない彼の威圧感に、思わず目をそらしてしまう。

場面変わって、いまわの際でみた悪夢の中で、ラヌッツィオの死の真相まで回想が及んだとき、突然目を開けるカラヴァッジオ。

引導を渡そうとする神父の十字架を受けようとしない。

そのナイフには「絶望は恐れを知らず」と銘が。

カラヴァッジオはやっと死を受け入れ、こときれる。

カラヴァッジオ自身が「キリスト」となり、男達に抱き留められている。

絵画同様に視線をこちらに向けた印象的な男性。