「緋牡丹博徒 お命戴きます」の続き。
緋牡丹お竜が賭場でトラブルに巻き込まれるところである。
賭場を仕切る久保田組の親分はお馴染みこの方、諸角啓二郎。もう登場するだけで「悪者」だと分かってしまう・・・。
先の場面で襲われていた渡世人が話した通りに、この賭場では胴元の負けが込んでくると、客人にいかさまの濡れ衣を着せかけていたのだった。 |
お竜にいかさまを見抜かれて色をなす胴元、久保田組親分の実弟伊之助。
演じるは有川正治。極道ものに限らず時代劇等でもよく見かけるお顔である。現在もご存命らしいが、80代、すでに俳優業は引退されたものか。
ただ、悪役俳優とだけ認識されて終わってしまうには実に勿体ない、端正で男っぽいお顔立ちに加えて、胸元には濃い胸毛。 |
お竜、飛びかからんとする伊之助の手の甲をかんざしでズブリ。
この手の内にはいかさまの札が入っていると言うのだ。 |
お竜の見抜いた、いかさまの手口をだまって聞く伊之助。 |
何一つ表情を変えないが・・・。 |
親分は思うところがあるのか、得心してニヤリ。
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伊之助、血だらけの手の平を返すと・・・証拠の札がない。
お竜、危うし! |
ところが、落とし前をつけようとばかりに切りかかった伊之助の脇にヒモでぶらりと下がった件の札。 |
バレてしまえば、ままよ!とばかりにお竜を襲う久保田組。 |
で、しばし伊之助の「褌チラ」シーン。 |
(ブラーかかりますが、まっ白な越中褌であります) |
そこへ鶴田が割って入り、お竜、難を免れる。 |
別の日、軍部の工場建設を牛耳る、河津清三郎演じる富岡が。
後についているのは、こちらも常連悪役の秋山勝(秋山勝俊)。(今回見せ場が多い!) |
久保田組親分と良からぬ算段をはじめる。 |
また後日、富岡のもとへ来たのが、今回のいかさま騒動のおかげで破門の憂き目にあっていた伊之助。
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自分の受けた恨みを晴らすべく、富岡の悪巧みの決行日をたずねるのだった。 |
[DVD]:DUTD02362
[レーベル]:TOEI COMPANY,LTD.
[発売日]:2014年03月14日
[定価]:¥3,024 |