瓜連兵三郎対峙する

強面礼賛~殺陣の人々2~

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瓜連兵三郎「くノ一忍法帖4~忠臣蔵秘抄~」から関根大学。

JAC出身の役者さん。鹿児島出身の見るからに薩摩隼人然とした人である。特撮ものや時代劇にも多数出演。

現在の彼は髭を蓄えられて、すっかり渋い熟年俳優になっている。赤羽でスナックのオーナーもされているとか。

作品について言及すると、「くノ一」シリーズで忠臣蔵を題材にしたものの、赤穂四十七士が詳細に描かれることは無く、主だった浪士を「くノ一」が妖しげな忍術にかけて邪魔するのみで、ラストの討ち入りすら描写されることはない。女優さんの棒読みセリフと低予算が作品自体に色濃く出ており、グルメリポーター風に評すれば、「忍者時代劇の秘宝館やぁ~!」といった感がある。

堀部安兵衛堀部安兵衛役で、コンドールマン・佐藤仁哉も出演しているが、妖術にからむシーンもなく露出があまり無い。非常に残念。

彼も60代になり、今や渋い俳優さんである。

忍法にかかるさて、四十七士の一人が、早くもくノ一の妖術にかかる。
くノ一高らかに笑うくノ一の高笑い。
妖術をかわそうとして彼は幻惑から開放されようと火箸を取り、己の双眼を突くのであった。(この他の四十七士のシーンでは、くノ一の色香をはらうために己の男根を切り落とすという描写が出てくる。決してリアルな描写でなく、大層チープに作られた男根を握りしめて顔面蒼白になっているだけだが・・・)
瓜連兵三郎あらわるそこへ刺客、能登組忍びの瓜連兵三郎が割り込んでくる。
瓜連兵三郎対くノ一くノ一の声に庭に飛び出す。
瓜連兵三郎にらむぐっとにらみ据える。
瓜連兵三郎外へ出る
瓜連兵三郎くノ一につかまるくノ一の先手にひるむも・・・。
瓜連兵三郎逆手にとる火炎の術で逆襲。
瓜連兵三郎火炎の術くノ一は哀れ、火炎放射の餌食に。
新たにくノ一現るだが、ここで終わりとはならず、別のくノ一が現れる。
瓜連兵三郎刀を抜くも日本刀を抜いて(何故か前転を繰り返しながら)くノ一まで近寄るが・・・。
瓜連兵三郎切られる・・・あっさり切られてしまった。
瓜連兵三郎頭襟が取れて頭襟が落ちて、額になにやら結ばれていた印の字も虚しく・・・。
瓜連兵三郎とどめをさされるとどめを刺される兵三郎

大木実を彷彿とさせる良い顔であるなあ・・・。

瓜連兵三郎とどめをさされる3冒頭シーンで登場したと思ったら、これだけで出演箇所は終わってしまった。

あまりに寂しいので、今度は戦隊ものなどから、氏の出演作品を発掘してみようと思う。

くの一忍法帳4-DVD[DVD]:1998年発売のDVDはもはや廃盤なので、中古品でしか手に入らない。あるいは深夜によくかかるのでCATVをチェックする他はないか。
[レーベル]:キングレコード
[発売日]:1998年04月24日
[定価]:¥?

 

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