「トラック野郎 御意見無用」。
よくもまあと驚くくらい、シリーズ化された映画の1作目。1975年公開で、同時上映が悦っちゃん主演の「帰って来た女必殺拳」だって・・・。(ひええええ、どういう取り合わせや)
そういえば、当時はデコトラブームで、プラモデルまでありましたな。
このシリーズは松竹「寅さん」の東映版。ヤクザ映画が斜陽になり、新しい「しのぎ」がトラックの世界だったということか、警察のバリケードを突破したり、パトカーを蹴散らしたり・・・ちっと反社会的。それでも主人公の桃次郎(桃太郎じゃないのね)は女と子供にはめっぽう優しい。
下ネタとギャグ連発の映画で、毎回マドンナが登場して一方的に主役が思いを寄せる筋書きは「寅さん」を踏襲。キャストも鬼籍に入られた方々も含めて懐かしめの顔揃い。
ここらあたりから、(あくまで私の中ですが)文太=赤フン姿が定着しはじめたのであります。
それでも当時はまだギラギラしていた文太兄貴が、晩年には某アカデミー賞映画の「えんがちょ」釜爺役を演じたことや、反戦・脱原発等の市民活動に身を置いたことは非常に感慨深いものが・・・。 |
冒頭から赤フン姿をさらした文太兄貴。フル装備のデコトラの中で酒を呑みながら、エロ映像なんて観てる。 |
そして、デコトラの運転席で六尺姿のまま眠りにつくのだった。 |
で昼には、赤フン姿で海へ飛び込んだり。 |
そこへおまっとさんでした、キンキン演じる「やもめのジョナサン」(このギャグがわかるってことは、自分がもう昭和の遺物ってコトか)がかけつけて、やっぱり越中褌姿をさらす。 |
実は二人は仲違いをしていたのだが、海へ飛び込んで無邪気に遊ぶ。 |
こ、これはいったい何というシーン?
ふるーいゲイ雑誌の冒頭グラビアみたいな・・・。
キンキン、さすがに若いです。 |
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同じく若い文太兄貴の満面の笑み。 |
こ、こ、これはいったい何というシーン。
書いているこちらが恥ずかしくなってくるな・・・。
でも、文太兄貴は相当なスジ筋である。 |
おや、今度は相撲をとりはじめたぞ。 |
文太兄貴の負け~。 |
二人は砂浜に横になり、交互に砂をかけあう(ああもう、ヤメてくれ~) |
ストーリー自体は長くて、ちょっともたつき気味なので萌えパーツのみにしました(笑) |
さて、東映映画であるからして、佐藤晟也も出ている。
晟やん、桃次郎がマドンナに気をとられている間に、先に便所に入ってしまう。 |
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晟やんを始め、いかついトラックドライバー役が終始登場するが、ショットが遠目なのが残念。 |
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トラックドライバーの仲間には、網シャツを着て乳首丸出しのオヤジがいたりする。(どういう演出じゃ) |
[DVD][Blu-ray]:2014年にはBlu-ray BOXがシリーズ1、2と発売されたのですね。
[レーベル]:TOEI COMPANY,LTD.
[発売日]:2013年11月1日
[定価]:¥3,024 |
[書籍]:いくつかムックも発売されています。徳間書店だけに「浪漫アルバム」なのが洒落てますな~。
[レーベル]:徳間書店
[発売日]:2014年4月8日
[定価]:¥1,944 |